製品情報

生コンクリートは、通称”生コン”と呼ばれて身近な商品となっていますが、これには色々な種類があり、一般の皆さまには聞きなれない専門的な用語で、分かりにくいところがたくさんあるかと思います。正式名称や製品の規格・呼称等を抜粋してみましたので、参考にしていただければ幸いです。
製品に対してのお問い合わせや詳細は、技術員までご連絡いただければ対応させていただきます。

取り扱い商品の名称

・レディーミクストコンクリート (生コンクリート)

レディーミクストコンクリートの種類

・JIS A 5308 規格品

普通コンクリート
粗骨材の
最大寸法(mm)
スランプ
(cm)
度 N/㎟
18 21 24 27 30 33 36 40
20 8
10
12
15
18
21 -
40 5 - - -
8
10
12
15
普通コンクリート
(高性能AE減水剤)
20 8 - -
10
12
15
18
21 - -

・組み合わせ呼称の例   18-8-20 N  (呼び強度 - スランプ - 粗骨材の最大寸法 - セメントの種類)下記参照
                 呼び強度・・・打設後28日目に標準養生(水中温度約20℃の水槽に養生)を行った供試体で、圧縮試験を
                        行った場合の保証圧縮強度。
                 スランプ・・・生コンクリートの軟さの目安
                 粗骨材の最大寸法・・・砕石や砂利などの寸法で、一般的には20㎜~25㎜又は40㎜などを言い、構造
                        体や作業の難易度などによって使い分けをする。(軽量コンクリートでは15㎜などもある)
                 セメントの種類・・・下記の「セメントの種類」参照

・使用箇所の例      家庭用犬走りや一般小構造物など、 18 - 8 - 20 N 又は BB
                 土木構造物のブロック裏込めコンクリートなどの無筋コンクリートは、 18 - 8 - 40 BB
                 橋台などの架台で鉄筋コンクリート部材は、 24 - 8 - 40 BB やNなどが利用されています。
                 建築構造物の基礎コンクリートや土間コンクリートなどは、 24 - 15 - 20 N や 24 - 18 - 20
                        N など。
                 鉄筋コンクリート構造物の壁や柱・スラブなどは、 24 - 18 -20 N や 24 - 18 - 20 N などが
                        一般的に利用されています。
                 橋げた等の高強度コンクリートには、 40 - 8 - 20 H などの高配合の生コンクリートが利用されていま
                        す。

・その他規格外品     規格外品においては、受付もしくは技術員にお問い合わせください。

当社で使用するセメントの種類

・普通ポルトランドセメント  (N)

・早強ポルトランドセメント  (H)

・高炉セメントB種      (BB)

  当社で規格品として使用しているものは上記の通りですが、特殊な工事現場では他にも色々なセメントが使われています。

当社で使用する骨材の種類

・細骨材・・・細砂(長崎県壱岐市石田町沖合 海砂)
       粗砂(山口県下関市蓋井島沖合 海砂)

・粗骨材・・・20㎜(熊本県葦北郡芦北町大字宮浦産 2005)
       40㎜(熊本県葦北郡芦北町大字宮浦産 4020)

  当社で規格品として使用しているものは上記の通りですが、特殊な工事など試験練りを行い使用する骨材を変更する場合もあります。

当社で使用する混和材(剤)の種類

・化学混和剤・・・AE減水剤(標準型Ⅰ種・遅延型Ⅰ種) マスターポリヒード15(L・LR)
         高性能AE減水剤(標準型Ⅰ種・遅延型Ⅰ種) マスターグレニウムSP8(SV・RV)
         AE剤(Ⅰ種) マスターエアー775

・混和材・・・フライアッシュ(九州電力苓北発電所 生産) ※本社工場、苓北工場のみ使用

  当社で規格品として使用しているものは上記の通りですが、特殊な製品には試験練りを行い使用する混和材(剤)もあります。

当社で使用する水の種類

・上水道水・・・本社工場

・地下水・・・苓北工場・牛深工場・上天草工場

・上澄水・・・牛深工場

・スラッジ水・・・本社工場・苓北工場・上天草工場






生コンクリートの特性

生コンクリートは、製品情報に掲載しています原材料を用いて、工場にて規格通りに生産する商品です。従来の少量の家庭用現場練りなどでは、ほとんど使用することのない混和材(剤)を使い、流動性の優れたコンシステンシーの良い商品を生産することが出来ます。ご自宅や現場で砂・砕石・セメント・水などを用いて手練りされた経験のあられる方はお分かりかと思いますが、現場で準備するには相当の水量と労力を要します。これは、品質が保証されないことの証です。これらの問題を一挙に解決したのが生コン工場で生産する生コンクリートとなります。生コンクリートは主に以下の点に注意して注文及び施工を致しましょう。

ここに注意!

一般家庭などで、生コンのご使用をお考えの方は下記の事項を参考にされてください。

  1. 構造物に使用する生コンクリートの種類の選択
    コンクリート構造物には、それぞれ必要なコンクリート構造物の強度と耐久性が求められます。構造物の用途や施工時の作業方法をよく理解して、強度・スランプ・骨材寸法・セメントの種類などを決定しましょう。どのような生コンを使用したが良いか分からない場合には、当社技術員にお問い合わせください。的確なサポートをさせていただきます。
  2. 生コン打設時のスランプ(軟さ)は、施工作業もやりやすく、品質の面からなるべく軟らか過ぎないスランプを指定しましょう。生コン車が到着後加水して柔くすることなどは最悪の行為です。生コンはセメントと水が混ざりあった直後から硬化を始めていますので、加水はひび割れの原因となり、強度低下・漏水・錆の発生などが起こり安く耐久性の低下につながります。硬くて作業がやりずらい場合には、生コン車のアジテータ(ドラム)を1分間ほど高速回転することによりスランプ値で1㎝程度は柔くなります(季節及び生コンの種類で差異があります)。
  3. 生コンは、セメントに水分が加わった練り混ぜ開始時から硬化が始まります。出来る限り練り混ぜ開始後60分以内で荷下ろしが完了する    ように作業準備を済ませ手際よく打設しましょう。 
  4. 生コンが分離しないように型枠等に投入したならば、バイブレータや長い突き棒等を利用して振動や突き固めを行って密に仕上げてください。密に仕上げることにより耐久性の向上が見込めます。ただ、時間を掛け締め固めすぎると骨材とモルタルなどが分離して、ゆくゆくはひび割れの原因となり水漏れや鉄筋錆の発生にもつながったりするので要注意です。

生コンクリートの軟さの目安「スランプ」

生コンのスランプは、30㎝の頂部をカットした三角円錐(スランプ)コーンに生コンをJIS規定の方法で詰めてからスランプ試験を行い、
頂部から何センチ下がったかを測定した値を、軟さの目安として「スランプ」として表します。

 

生コンを使用する場合には、打設構造物のサイズや配筋の有無等により利用する生コンの「軟さ」が変わってきます。通常は水分を出来る限り少なく高密度に仕上げた生コンが優良な生コンと言えますが、一般的に水分の少ないスランプ(下がり)が小さい生コンを利用して、施工作業が思うように出来なかったなら、耐久性の劣る構造物になるなど、決していいものとは言えません。そこで生コンを利用する場合には、構造物はもとより作業に適した軟さのスランプがあるものを注文します。通常、鉄筋等が使用されていない構造物もしくは利用されていても配筋状況で配筋間のゆとりがある構造物ならばスランプ8㎝~12㎝程度。建築構造物などの鉄筋が利用されている箇所には、15㎝~18㎝程度が目安となります。